2023年4月6日に陸上自衛隊の幹部ら10人が搭乗していたUH60JAヘリコプターが、沖縄県の宮古島周辺で行方不明になった事故が発生しました。
陸上自衛隊のヘリコプターは墜落したと思われますが、真相はどのようなものなのでしょうか?
現在、陸上自衛隊のヘリコプターが行方不明について様々な憶測や情報が流れています。
今回は陸上自衛隊のヘリコプターの墜落の情報を整理し、真相を調査・考察します。
それでは早速見ていきましょう。
陸自ヘリが行方不明

2023年4月6日に陸上自衛隊の幹部ら10人が搭乗していたUH60JAヘリコプターが、沖縄県の宮古島周辺で行方不明になった事故が発生しました。
陸上自衛隊のヘリコプターは2023年4月6日午後3時56分にレーダーから機影が消失。
2023年4月7日午後には宮古島海上保安部が、捜索海域で回収した機体のローター(回転翼)の一部とみられる5メートル超の細長い物体や、「非常口」と記載されたドアのようなものを回収したそうです。

これら複数の漂流物のうち
緊急脱出時に使う「浮舟」の製造番号が、消息を絶ったヘリが搭載していたものと一致した。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/159a65db10a558501085e8e77815667c8bd5f485
と防衛省は説明。
防衛省は翌日の2023年4月7日午後7時46分に、それまでに発見された機材や燃料の消費状況から航空事故と判断しました。
【陸自ヘリ墜落の真相】原因は事故?

2023年4月9日現在で、未だに搭乗していた10人の安否は不明です。
これまでの報道から陸上自衛隊のヘリコプターが墜落したのはほぼ間違いないと思われます。
防衛省としては先述したように、航空事故として扱っています。
しかしネットでは、陸上自衛隊のヘリコプターが墜落した真相として挙げられている多くが
- 墜落事故
- 撃墜された
大きく分けて上記2つの意見となっているようです。
陸上自衛隊のヘリコプター墜落の真相が事故として考えられる原因は、
- 操縦士の体調不良(空間識失調など)
- 機体の故障
- 外的要因(バードストライクなど)
【陸自ヘリ墜落:事故の原因】操縦士の体調不良(空間識失調など)
パイロットの体調不良により操作を誤ってしまった可能性があります。
パイロットが起こす状態でよく聞かれるのが、空間識失調。
空間識失調とは平衡感覚を喪失した状態で、操縦士が操作しているヘリコプターの姿勢や飛行方向、運動状況などを客観的に把握できなくなるそうです。
ただ訓練を受けている操縦士なら空間識失調の状態になった時の対策も教わっているはずで、
パイロットは教育課程の学科講習で「空間識失調時は計器を信じなさい」と教わっている。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E9%96%93%E8%AD%98%E5%A4%B1%E8%AA%BF
とヘリコプターの機器を信じて対策を取るそうなので、これが原因で墜落していまうのは考えにくいのかもしれません。
また報道では、陸上自衛隊のヘリコプターの機影が消える2分前まで管制官と通信していたとのこと。
この時の陸上自衛隊のヘリコプターと管制官のやり取りは特に問題なく、飛行時の通常の内容だったそうです。
2分の間で墜落してしまうほど操縦士の体調が悪化したという可能性は低そうな気がします。
【陸自ヘリ墜落:事故の原因】機体の故障
陸上自衛隊のヘリコプターの機体が故障してしまった可能性もあります。
陸上自衛隊のヘリコプターが離陸し、管制官と普通に交信した直後に急に機体の故障が判明したかもしれません。
海上保安庁が回収した漂流物の中に、機体側面のスライドドアがあったそうで防衛省が調べたところ
ロックしてあったことが判明。
墜落するという緊急時に開けた形跡が無いことから、機体の異常から墜落まで時間が無かったと予想されます。
しかし、
報道に拠ると、陸上自衛隊のヘリコプターは事故の10日前に定期点検を終えたばかりだったんだとか。
定期点検後の試運転や直前の飛行でも異常は確認できなかったそうです。
この事から突発的なトラブルが陸上自衛隊のヘリコプターに起こった可能性が高いとされています。
【陸自ヘリ墜落:事故の原因】外的要因(バードストライクなど)
陸上自衛隊のヘリコプターは外的要因で墜落してしまった可能性があります。
一般的に予想されるのがバードストライク。
飛行機で多いですが、ヘリコプターでも起こることだそうですね。
しかし、ヘリコプターでのバードストライクはかなり少ないのだとか。
またバードストライクが陸上自衛隊のヘリコプターの墜落の原因となる可能性は低いと思われます。
というのも、以下の意見
バードストライクが起きてもパイロットは殆ど気付きません、コックピットの窓にでも当たれば別ですが。着陸してから整備さんに「血が付いてました」と言われて初めて分かります。
仮に鳥がヘリコプターに当たっても何の問題もないでしょうから、わざわざそんな話は出ないと思います。また、ヘリのローターに当たった場合も鳥が粉々になるだけで、問題は無いと思いますよ。
上記の意見から、たとえバードストライクが起こったとしても飛行にほとんど影響は出ないと思われます。
【陸自ヘリ墜落の真相】中国に撃墜された説は陰謀論?
報道ステーション。
— kan3@アンテナ開発者ブログ (@kan321012) April 7, 2023
陸自ヘリの事故と中国艦航行を結びつけて報道している。朝日は戦中の煽りまくっていた時代の精神を取り戻してるな。 pic.twitter.com/i2Ar0mKiw2
前章の陸自ヘリ墜落原因が外的要因の可能性としてネット上で多く言われているのが
他国から撃墜された
2023年4月6日に陸上自衛隊のヘリコプターが行方不明になってから、ネットでは
中国に撃墜されただろ
中国海軍に接近した直後に消失
中国か北朝鮮から攻撃受けたのと思ったけど違うのか?
など、外国、特に中国から撃墜されたのでは?という声が多く挙がっています。
中国海軍の情報収集艦1隻が2023年4月6日に沖縄本島と宮古島の間を通過して南下していたそうで、この事実から関連性を問われた浜田靖一防衛相は、
そういったことは今のところ入っていない
確たるものをお話しすることは差し控えたい
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/36bd17551e09648c0672bda2efdbeda4fde8e7d1
との回答し、防衛省統合幕僚監部も
(中国情報収集艦に)特異な動きは確認されていない
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/36bd17551e09648c0672bda2efdbeda4fde8e7d1
と回答しました。
なので、現時点では外国から撃墜されたという根拠が出てきていない為、中国に撃墜されたというの意見は陰謀論として見られてもいるようです。
ただネットでは現在でも、中国やアメリカが撃墜したという声も少なくなく、
定期点検したばかりの機体で管制官と交信した2分後に消息不明になった
という事実から、外国から撃墜されたという声が根強いのだと思われます。
現時点では根拠や証拠が出てこないため、陰謀論の域から出ないのが正直なところだと。
ただもし国が根拠や証拠を見つけたとして、果たして国民に公表するのかも微妙だと思うんですよね。
最後に
やはり現時点では陸上自衛隊のヘリコプター墜落の真相は事故の可能性が高いのかなと思います。
今後捜索が進むに連れて、陸上自衛隊のヘリコプターが墜落した原因は判明すると思われます。
しかし、公表された真相が本当なのか、原因は別にあるかもって考えてしまうと謎は残ったままになりそうですね。
