ホテルや旅館の人手不足が深刻化していることが報道されました。
「全国旅行支援(全国旅行割)」などで観光需要は伸びてきているのに、人手不足で機会損失になっているそうです。
なぜホテルや旅館が人手不足になっているのか、その理由や原因は何なのでしょう。
またホテルや旅館の解決方法は経営者にあるという意見もありました。
今回ホテルや旅館の人手不足について調査します。
それでは早速見ていきましょう。
ホテルや旅館が人手不足で深刻化
【稼ぎ時なのに人手不足 ホテル悲鳴】https://t.co/nbSzftsZHC
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 11, 2022
ホテルや旅館の人手不足が深刻化していることが報道されました。
政府の観光支援策である「全国旅行支援(全国旅行割)」などで、観光需要は伸びてきているのに人手不足のため需要に答えられす機会損失になっているそうです。
全国旅行支援

観光庁が出したコロナ禍で大打撃を受けている観光業に対しての支援策。
2022年12月27日まででしたが、2023年以降も割引率は低下するものの継続することに決定したようです。
上記のような政策が功を奏した事もあり、年末の観光需要は伸び来ているようです。
しかし、ホテルや旅館側が人手不足の為、その需要に対応しきれないらしく、宿泊予約を断ったり宴会や夕食の受付を止めたりしているとか。
人手不足のためホテルや旅館の会社の中で、66.7%の企業が時間外労働が増加しているそうなんですね。
またアンケートでは、ホテルや旅館の企業は以下のように答えています。
65・4%が正社員が不足していると回答し、75・0%が非正社員が不足していると答えた。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/4eb54db2fc169241478e2e1137d1ba5c201dd34b
上記の回答からも分かるように、ホテルや旅館の人手不足はかなり深刻なようです。
政府が支援して需要を増加させても、供給するホテルや旅館側が対応できなければ業界の回復も厳しいですよね。
ホテルや旅館の人手不足の理由や原因を調査!

ホテルや旅館が人手不足のため社員や従業員を募集しているようですが、応募者が集まらない状況が続いているそうです。
なっている理由や原因として一番考えられるのが、
コロナ禍による観光業への先行きの不安
コロナ禍でまた需要が大幅に減ってしまう可能性があると考えた時に、働く側としては不安定な業界よりもなるべく安定している業界が良いと考えるのではないでしょうか。
また人手不足による職場環境の悪化の懸念も就職活動をする時に考えてる人もいるでしょう。
人手不足ということはそれだけ一人あたりの業務が多く、前述したように残業も多くなるというのが想像できてしまいます。
また給料が特別良い業界という訳でもないので、
高い給料ではなく、残業が多く、コロナ禍の影響でいつ経営不振になるかも分からない。
仕事を探している側にとってはどうしても避けてしまうと思うんですよね。
これはホテルや旅館などの観光業だけでなく、居酒屋や喫茶店など飲食業界も同様かもしれません。
ホテルや旅館の人手不足の解決方法は経営者にある?

ホテルや旅館の人手不足の報道で解決策として外国人の活用が挙げられています。
実際にホテルや旅館の企業は外国人を活用する動きが出てきているようです。
しかし、ネットでの多くの方の意見がホテルや旅館の人手不足の解決方法として、
賃金を上げる
この意見が圧倒的に多かったんですよね。
外国人労働者で労働力を補うことは悪いことではないでしょうが、それだけに活路を求めるのは。。。
仕事を探している人は多くいるので、給料を上げて募集することで人手不足の解消にはなると思われます。
ただ人件費の高騰は企業側は良しとしない事が多く、また体力の無い企業は賃上げもできないという事情もあるでしょう。
そこで給料を上げることで、宿泊料など商品価格も上げるというやり方は一つあるかと思います。
ただこれも経営者の判断・裁量によるところになりますよね。
繁忙期だけ人手不足なら今いる従業員で残業させて乗り切らせる、なんて多くの企業がやっているでしょうし。
また世間の傾向としてDX化など、人件費を縮小する方向に向かっている気がしています。
募集して集まらないのは、
職につくメリットより職についたことでのデメリットが大きい、または魅力を感じない
ということですから、経営者がどのように判断し決断するのか、になるのかなと。
最後に
人手不足はホテルや旅館に限ったことではないですが、特にコロナ禍の影響を受けている観光業は深刻だと思われます。
個人的には人手不足の解消は外国人労働者だけを頼らず、給料を上げる検討も経営者にはして欲しいですよね。
そもそも仕事内容・量に対して給料が見合っていないと感じている人は多いのではないでしょうか。
物価が上昇しているのに、賃金が上がっていかない世間的な不満もありますしね。
