ビッグモーターの不祥事の店舗はどこ?内容や経緯をわかりやすく解説

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中古車販売会社であり、自動車買取台数No.1の実績を誇る企業の株式会社ビッグモーター。

しかし、そんなビッグモーターが保険金を水増し請求していた不正が発覚して、世間で話題を呼んでいますよね。

実際に不祥事を起こしたビッグモーターの店舗はどこなのでしょうか?

また今回のビッグモーターの不祥事の内容や経緯を解説していきます。

それでは早速見ていきましょう。

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目次

ビッグモーターの不祥事の店舗はどこ?

ビッグモーターは約300の店舗を運営しており、そのうちの137店舗では整備工場も併設されています。

損害保険会社から不正に保険金を受け取っていた店舗はどこなのか?

2023年6月28日に提出された調査報告書によると、ビッグモーターの店舗の中で保険金を水増しして不正受給していたのは、板金と塗装を行っている34店舗。

店舗名不適切疑義案件数検証案件数割合(%)
札幌清田1714.3
ひたちなか233762.2
石岡33100.0
つくば4610444.2
栃木419344.1
前橋6711856.8
浦和美園1412311.4
熊谷4610046.0
酒々井5615236.8
多摩12218565.9
新潟南358242.7
野々市307142.3
福井265844.8
甲府337941.8
浜松南378344.6
名古屋茶屋274461.4
彦根386360.3
京都伏見1250.0
天理4310142.6
倉敷水島288433.3
下関114524.4
宇部246636.4
周南216930.4
高松5710454.8
平井297837.2
春日5011443.9
八幡428151.9
西福岡346949.3
小倉西港117913.9
筑後538661.6
古賀6311952.9
多良見185036.0
宇土419344.1
鹿児島277536.0

上記の表が不祥事を起こしたとされるビッグモーターの34店舗です。

多くの店舗が総案件数の半分近くを不正していたようですね。

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ビッグモーターの不祥事の内容

現時点で判明しているものとして、ビッグモーターの不祥事の内容は大きく3つあります。

  • 修理箇所の捏造
  • 不正車検
  • 社員への罰金・ノルマ

修理箇所の捏造

上の動画は2023年5月13日に週刊誌FRIDAYが公開した工場長が穴あけを指導する動画です。

今回のビッグモーターの不祥事が明るみになり、大注目され大炎上するきっかけともなった動画ですね。

2023年6月28日に提出された調査報告書に記載されている具体例が以下。

  • ヘッドライトのカバーを割る
  • ドライバーで車体を引っ掻いて傷を付ける
  • バンパーを力付くで押し込むなどしてフェンダーに干渉傷を付ける
  • ローソク、サンドペーパー等を使って車体に擦過痕(物と物が擦れたり接触した際に残る痕跡)の痕跡を付ける
  • ゴルフボールを靴下に入れて振り回して車体を叩き、ひょう害痕の範囲を拡大させる

調査報告書に記載されている具体例だけ見ても、かなり悪質なのが分かりますよね。

他にも、損傷の範囲が実際よりも広く見えるよう誤認させるための写真撮影もしていたとか。

現在までに1,200件以上の不正行為が発覚し、その結果、不正に請求された金額は5,000万円に迫るとのことです。

これらの行為が真実なら、利用者にとっては二度とビッグモーターを利用しようとは思わないですよね。

まぁ既に現時点でビッグモーターは信頼を失う事態になっているので、顧客は間違いなく離れていってるとは思いますが。

不正車検

2023年2月8日から6月27日までの間、ビッグモーターのある店舗で不正な方法で車検を実施していたことが明らかになりました。

具体的な内容としては、

車検後に行われるスピードメーターの誤差測定を怠っていた

不正行為の対象となったのは輸入車や4WD車など、スピードメーターの検査に時間がかかる車種が多かったんだとか。

このことから、単に検査の手間がかかるために放置した可能性がありそうですね。

この不正行為を行ったビッグモーターの店舗には、国土交通省から

「指定自動車整備事業者の取り消し処分」と「自動車検査員の解任」

という厳しい処分が下されました。

不正車検をしていたビッグモーターの店舗がこちら

  • 唐津店
  • 熊本浜線店
  • 宇都宮南店

社員への罰金・ノルマ

2016年12月4日に、目標を下回った店舗の店長が目標を達成した店舗の店長に現金を渡していた事が報道されました。

この件についてビッグモーター側は、

会社と関係なく店長間で慣習的に行われていた。一切強制していない

引用:https://www.sankei.com/article/20170226-LIZRDSJ2NBPDNOHNPBTCKPWCCU/

と説明。

しかし、この件に対して、2015年6月に兼重宏行社長名で送られたメールがスクープされます。

そのメールは「保険選手権大会に関して」という件名で、兼重宏行社長から全店舗の店長たちに送られたもの。

メールの内容は、保険の契約数を競い合う「保険選手権大会」についての情報でした。

その兼重宏行社長のメールの内容の一部が以下

罰金を払うということは、店長としての仕事をしてないということだ!

引用:https://www.sankei.com/article/20170226-LIZRDSJ2NBPDNOHNPBTCKPWCCU/

罰金を払い続けて、店長として(中略)恥ずかしくないか!

引用:https://www.sankei.com/article/20170226-LIZRDSJ2NBPDNOHNPBTCKPWCCU/

明らかに兼重宏行社長手動で罰金制度が行われていたのが分かりますよね。

また前述してきた修理箇所の捏造などの不祥事を起こした原因ともいえるのが、厳しいノルマの存在。

ビッグモーターでは、修理費用や工賃、部品交換などを考慮し、1台あたり14万円の売上目標を設定していたようです。

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最後に

今回の保険金の不正受給に関して、ビッグモーターは兼重宏行社長が1年間の報酬の全額返上することを発表しました。

ただ兼重宏行社長はメディア批判をしたLINEが流出するなど、まだ騒動が落ち着くまでには時間がかかりそうです。

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