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北海道名寄市にあるセブンイレブンが雪の重さで半壊したことが報道されました。
北海道名寄市のセブンイレブンはなぜ雪で半壊したのでしょうか?
北海道は豪雪地域が多く、特に名寄市は北海道の中でも積雪量が多い地域です。
今回は北海道名寄市のセブンイレブンが雪による半壊の原因について調査します。
それでは早速見ていきましょう。
【北海道名寄市】セブンイレブンが雪で半壊【画像】
雪の重みでコンビニ潰れる(物理的)
— 遥季 (@ttr4BA) February 18, 2023
北海道 名寄市 pic.twitter.com/IUbbpQMGaO
北海道名寄市にあるセブンイレブンが雪の重さで半壊したことが報道されました。
場所は北海道名寄市にある「セブンイレブン名寄西1条店」。
グーグルマップで確認すると
と、外観は特によくあるセブンイレブンだと思われます。
2023年2月18日13時50分頃、雪で店が潰れたという通報が警察に入ったそうです。
セブンイレブン店内には従業員2人、客2人の計4名いたそうで、4人共逃げて無事だったとのこと。
従業員に拠ると
「ミシミシという音が聞こえて外に逃げた」
とコメントしています。
この時の北海道名寄市の積雪量は104cmだったそうです。
実際に画像で見てみると・・・
セブンイレブンの店舗が歪んでいるのが分かります。
横からの画像だとより、セブンイレブンがひしゃげているが分かりますよね。
アップの画像。
積雪がいかに重いのかが分かります。
セブンイレブン店内。
天井が崩落している状況が分かりますよね。
セブンイレブン店内の別アングル
天井が床まで崩落してるのが分かります。
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【北海道名寄市】セブンイレブンが雪で半壊した理由を調査!
地元のセブンイレブン
— さたろう│薬剤師×セールスライター (@sataro_writer) February 18, 2023
雪の重みで潰れかける pic.twitter.com/QiJ2cgOAVU
北海道名寄市のセブンイレブンが雪で半壊した理由はなんのでしょうか?
報道では2023年2月18日の14時までの北海道名寄市の積雪量は104cmだったとのこと。
北海道名寄市は北海道の中でも寒い地域で、
平成30年の年間平均気温は6.1度、最高気温34.5度、最低気温マイナス24.6度、年間日照時間1,438.8時間、降水量1051ミリメートル、降雪量512センチメートル、最深積雪深140センチメートルとなっています。
引用:http://www.city.nayoro.lg.jp/section/sougouseisaku/vdh2d10000001mui.html
と、かなりの豪雪地域です。
また北海道名寄市は特別豪雪地域にも指定されている地域なんですね。
特別豪雪地域とは、豪雪地帯対策特別措置法第2条第3項の規定に基づき公示された特別豪雪地帯を有する市町村
なので、セブンイレブン側も店舗を建設する際に考慮して建築しないとおかしいですよね。
また雪の重みで潰れた「セブンイレブン名寄西1条店」はまだ築5,6年だそうで、老朽化による雪の重さに耐えられなかったという事はありえません。
ここでネットの意見を見てみると
北海道の雪は軽い筈だが、どんだけほっといた? 老朽化? 本部の指導不足? 経営がギリギリ? 人的被害ないのが救い。
北海道2月の雪質はサラサラしたものが多いけど、気候変動で 湿った重い雪が続いたのかもしれません 雪降ろしは定期的にやっていたと思います
豪雪地帯だと「店舗の屋根に積もった雪の重みで店が物理的につぶれる」こともあると
流石にこれは設計ミス、というか多分手抜き設計。耐震的にもヤバかったんじゃないか?
無落雪の家も多いけど店舗スペースって柱とかもないから弱いよね。屋根に重みがかかるとドアの開閉が悪くなったり兆候もあるはずだけど何より怖いのは地震。雪降ろしして災害にも備えましょう。ちょっとの揺れでも倒壊しますよ。
図面見ないと断定出来ないけど、割と最近作られたコンビニだと軽量鉄骨組み立ても多いからなぁ…
北海道の2月の雪質はサラサラしたものが多いようでなぜ?
という声が少なくなかったです。
原因として考えられているのが
- 人的原因(雪降ろしをせず放置や本社の指導不足など)
- 建築的原因(老朽化、建築設計のミスなど)
セブンイレブンが雪で倒壊した人的原因として考えられるのが、
雪降ろしをしていなかった。
もし日常的に雪降ろしをしていなかったとすれば
- 本社の指導不足
- 経営難で手が回らなかった
- 単純に甘く見て放置していた
などが理由として予想できます。
しかし雪国で雪降ろしを甘く見ていたとは考えにくいですよね。
たとえ本社の指導不足だったとしても雪国の人たちなら、自発的に雪降ろししていたのではないでしょうか。
なので、もし人的要因だとしたら、雪降ろしはしたいものの手が回らなかった可能性があるんじゃないかなと思われます。
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【北海道名寄市】セブンイレブンが雪で半壊した原因は木造化店舗施策?
HBC-TV 北海道名寄市のセブンイレブン店舗が雪の重みで潰される
— 大作 清隆 (@gansoat40gonbey) February 18, 2023
HBC視聴者撮影 pic.twitter.com/ogidRctEjw
セブンイレブンが雪の重さで半壊した理由が、建築的原因なら建築設計の段階でのミスが挙げられます。
建築的原因に老朽化の可能性もありますが、半壊したセブンイレブンは前述したようにまだ築5、6年です。
なので、築5,6年で老朽化は考えにくいですよね。
設計ミスは違法建築だったという可能性もゼロではないでしょうが、どらかというと雪国の建築には合わない設計だったのではないでしょうか。
2013年にセブンイレブンが北海道内100店舗目をオープンした時のプレスリリースに以下のことが挙げられています。
上記のプレスリリースに拠ると、
2010年から北海道内のセブンイレブンの店舗は2X4工法の木造化店舗建設を進めていたそうです。
2X4工法とは、木造の建築工法のこと。正式名称は木造枠組壁工法。
木材で枠を作りパネルを形成し6面に使って箱を基準に建築される。
2X4は2インチX4インチのことを指していて、縦5.08cm、横10.16cmの角材で作られる。
2X4工法は耐震性や耐風性が強く、気密性、断熱性などもメリットとして挙げられるので、北国には確かに向いていると思われます。
しかし従来の木造建築工法である在来工法(木造軸組工法)とは違い、柱や梁がありません。
雪は上から降ってきますから、2X4工法の場合、雪を天井の面で支えないといけないですよね。
なので在来工法よりも積雪の耐久度が低く、雪降ろしは頻繁に行わければならなかった可能性も。
この事からも積雪量が多い地域には向いていないのでは?という意見もありました。
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最後に
セブンイレブンが雪で半壊した理由は、雪降ろしの頻度が低かったのか、店舗の耐久度的に通常の雪降ろしの頻度よりも多く行う必要があったからではないでしょうか。
北海道内のセブンイレブンが同じ工法で建築されている可能性があるので、北海道内のセブンイレブンも注意が必要です。
大きく報道されたので、セブンイレブン本社も何かしらの発表があると思われます。