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2023年10月9日正午、仙台駅で東北新幹線の車内で試薬の硫酸が漏れ出した事件が発生しました。
試薬の硫酸を所持してた男性は誰だったのでしょうか?
また報道では試薬の硫酸は地質調査で使うものと見られているそうです。
今回は試薬の硫酸を所持してた男性について、そして地質調査で使う薬品とは何か考察・解説します。
それでは早速見ていきましょう。
【仙台駅東北新幹線】試薬の硫酸が漏れ出す事件が発生
2023年10月9日正午ごろ、JR仙台駅で東北新幹線の車内で子供が試薬の硫酸に触れたことにより怪我をし、その他の人々も巻き込まれました。
宮城県警仙台中央署によると、硫酸を所持していた男性と車内にいた5歳の男の子が、足や手、尻などをやけどして軽傷を負ったとのこと。
さらに子供の両親や、30~40代の乗客もやけどを負っており、気体を吸い込んだ30代の女性とJRの20代男性職員も体調不良を訴えています。
薬品は主に地質調査で使用される物のようで、ペットボトルのような容器に入れて持ち運ばれていたそうです。
警察署は今回の事件について、運搬方法が適切だったかどうかを調査するとのこと。
もし運搬方法が適切でなかった場合、署は業務上過失致傷容疑になることもあるそうです。
事件は新青森から東京へ向かう東北新幹線のやぶさ52号で起きました。
都内から乗った男性は仙台駅手前で停車する直前、他の乗客から足元の黒いバッグから薬品が漏れていると指摘され、バッグを持ちデッキに移動。
しかし、移動の際に薬品が通路にこぼれ、自身の両足にもかかってやけどを負ったそうです。
さらに、その後トイレに行こうとしていた男児が薬品で足を滑らせて転倒し、尻をやけどしました。
助けようとした両親も、足首や手にやけどを負ってしまったとのこと。
新幹線がホームで停車した後、駅のスタッフが「煙!」と叫ぶのが聞こえたそうです。
近づいてみると、ドアの近くに置かれたバッグから白い煙のようなものが出ていたとか。
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【仙台駅東北新幹線】試薬の硫酸を所持してた男性は誰?
報道によると、試薬の硫酸を所持していた男性は、
東京都内に在住の40代男性
だそうで、試薬の硫酸が地質調査に使われる薬品と見られていることから、地質調査会社に勤める会社員だと思われます。
報道では名前や顔画像は公開されていないようですね。
また現時点では、試薬の硫酸を所持していた男性のその他の詳細な情報は明かされていません
が、正式に犯罪として判断された場合には、詳細な情報が公表される可能性があります。
今後の報道に注目です。
今回試薬の硫酸が漏れた時に、所持していた男性が
「試薬の酸が爆発してしまった」
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/aa3103cf6883ec1fdb3565c7f57cfb9b036964b8
「危ないものではないです。試薬の硫酸なので大丈夫です」
「ご迷惑をおかけしてすみません。大丈夫なので」
と繰り返し周囲に話していたそうです。
この男性の発言を含め、事件に対するネットでの反応がこちら。
試薬の硫酸…
しかも新幹線なので 降りるのもなかなか出来ない中
これは恐ろしいですね…
「試薬の硫酸なんで大丈夫です」
意味不明な発言のように聞こえるけれど、本人(および高校レベルの化学知識のある人間)にとっては
「周囲への巻き添えがありえない、どうやって対処すればいいかすでにわかっている」
がわかってるから大丈夫という認識なのよね
(法的に大丈夫とは言っていない)
「危ないものではないです。試薬の硫酸なので大丈夫です」
↑
硫酸は危険な試薬です。
どのようにして知識を入れたらこういった発言ができるのかが全くもってわからんよ
試薬の硫酸が危ないモノでないの!?硫酸って危なくないの!?
ほんとバカたれ!だな。
試薬の硫酸となると劇物扱いのやつで管理とかも施鍵しないといけなかったりする。
試薬となると濃度もそこそこ高いハズ。
と、男性の発言に対しての批判がとても多かったですね。
そもそも試薬の硫酸を新幹線に持ち運んだ事自体ダメ、という声が少なくなかったです。
試薬の硫酸を所持していた男性と一般人との危機意識の差が出ている印象ですよね。
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地質調査で使う薬品とは何か
報道によると、試薬の硫酸は地質調査で使う薬品だったとのこと。
地質調査で使う薬品とは何なのでしょうか。
地質調査で使われる薬品は、岩石や土壌の詳細な性質を調査し、分析するために必要な化学薬品や試薬です。
これらの薬品は地質学者や地質調査の専門家によって使用され、地質学研究や建設プロジェクトの計画に役立つそうです。
具体的な薬品や試薬の種類は以下のようになります。
- 酸化剤:岩石や鉱物の試料を分解し、化学的な成分を解析するために使用/硫酸や塩酸など
- グリセリン:地質試料の保存や調査の際に、試料の保湿や保存に使用されることがある。
- 色素:岩石や土壌の特性を視覚的に評価するために使用/染料や顔料
- 試験紙:土壌や水質のpHや化学成分を測定するための試験紙が使用される
- 鉱物識別試薬:特定の鉱物を識別するための試薬や反応キット
これらの薬品は地質学の研究や地質調査プロジェクトにおいて重要な役割を果たし、地下の構造やリソースを理解し、建設プロジェクトの成功に役立つそうです。
またSNSでは以下のような意見も
…でも、その検査のために電車で試薬持っていくか?
土をとったら検査するところまで持って帰ればいいだけのことだからなぁ。
硫酸をわざわざ持っていく理由がない。
そもそも運搬方法が間違っているのでは?
という声は多かったです。
報道では
ペットボトルのような容器に硫酸を入れて新幹線で運搬していた
とのこと。
硫酸は「消防法」では危険物から外されていますが、10%以下を除く硫酸は毒劇物扱いになるようですね。
運搬については、法第16条(運搬等についての技術上の基準等)や施行令第40条の2~8等で決められているようです。
ただし、今回の恐らく少量であろう硫酸(濃度不明)に適用されるのかは不明です。
また上記SNSで言っているように、硫酸をわざわざ持っていく理由があったのでしょうか?
今後の報道に注目です。
最後に
仙台駅東北新幹線内での試薬の硫酸の漏れ出し事件について考察しました。
過去の事例から、電車内で何か液体が漏れ出したり、煙が出ていたらテロなども疑ってしまいます。
もしかしたら男性の発言は、その事を意図して「大丈夫」と言ったのかもしれませんね。